2021年08月14日
【くわばら くわばら 】
【くわばらくわばら】って言葉、聞いたことがありませんか?😊
私は使ったことがあるような、ないような…。
ってことで【くわばらくわばら】の意味調べてみました。
【くわばらくわばら】は雷や災難を避けるために唱えるおまじないの呪文です。
もともとは雷・落雷除けでしたが、次第に怖いことや嫌なことなどの災難全般を避けるおまじないになりました。
漢字で書く場合は「桑原桑原」になるそうです。
平安時代、京都中に激しい落雷が続く中で「桑原」という場所にだけ落雷がなかったため、おまじないになったと考えられています。
由来の他の説は「雷神は桑が嫌い」「人に助けられた雷神が今後は桑原に落ちないと約束した」「かいこの餌である桑畑に雷が落ちないように」などです。
【くわばらくわばら】と同じように、繰り返して唱えるおまじないがあります。
縁起直しのおまじないが「つるかめつるかめ」です。
漢字で書くと「鶴亀鶴亀」です。不吉なことがあった後や、縁起の悪いことを口にしてしまった際に、打ち消すために唱えていました。
また、地震避けのおまじないは「まんざいらくまんざいらく」です。漢字では「万歳楽万歳楽」とされます。また、地域によっては「まじゃらくまじゃらく」と唱えることもあるようです。
おまじないは「まじない」に「お(御)」をつけた言葉です。
意味は「神仏などの神秘的な存在の力を借りて、災いを避けて幸運を引き寄せる」です。
本来「まじない」の意味は、災いを避けるだけでなく、引き起こすことにも用いられます。
しかし「おまじない」になると、基本的にはポジティブな意味合いでしか使われません。【くわばらくわばら】も、雷・災難除けのためポジティブなおまじないに含まれます。
※ 引き続く雨、皆様お気をつけてお過ごし下さい。